バイオダイナミック・クレニオセイクラルセラピー

バイオダイナミック(biodynamic)という名前は、ギリシャ語で「bios」(生命)と「dynamis」(力)という言葉に由来しています。つまり、バイオダイナミック・クレニオセイクラルセラピーでは、人間のシステムの最も基盤となるものが生来の生命力であると見なしているのです。「Breath of Life」(ブレスオブライフ = 生命の息吹)と呼ばれることもある、この生命力は、私たちのシステムで最も根本的な秩序原理なのです。命を持つものに本来備わっている健康や自己治癒力は、生命力に宿っています。病気や不調とは、生活環境や体験によって生命力が十分に発揮できなくなっているだけに過ぎず、私たちの健康自体は、どんな時も決して失われることはありません。バイオダイナミック・クレニオセイクラルセラピーでは、クライアントのシステムがこの生命力に再びつながり、その力を発揮できるよう、サポートします。混乱やバランスの崩れをきたしている細胞や組織に「生命の息吹」が秩序をもたらすにつれ、再び健康や安らぎが戻るのです。

バイオダイナミック・クレニオセイクラルセラピーが他のタイプのクレニオセイクラルセラピーと端的に異なる点は、施術者が無理に何かを起こそうとしないという考え方です。この考えは、何が起こる必要があり、それがどのような順序で起こるかということはクライアントのシステムのみが知りうるものだ、という信念に基づいています。施術者がいかに経験豊富で訓練を積んでいても、この自然のプロセスに介入してしまうと、その介入は知識から推測したものに限られてしまう可能性があります。しかし、施術者の意図がクライアントの身体に深く耳を傾け、サポートするものであれば、安全で支持的な場を作り出せ、それによってクライアントの身体のシステムが自己治癒力に再びつながることができるようになります。癒しとは論理的、直線的なものではなく、各人によって異なるものなのです。